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コワーキングスペースとカフェの4つの違い
働き方が大きく変わりつつある中で、働く場所に注目が集まっています。
2022年4月現在、デスクワークを行う上で多く利用されているのがコワーキングスペースです。オシャレな空間であるため、一見カフェと同じでは?と思われがちですがいくつかの違いがあります。どのような違いがあるのかわかりやすく解説していきます。
1.運営目的の違い
カフェと言えばコーヒーやカフェオレなどの飲み物を提供し、店内でゆっくりくつろいでもらうことが目的です。友達同士で話をしたり、受験や資格の勉強をしたり、デスクワークの場として使用している人もいます。
一方でコワーキングスペースはデスクワークをする人のために運営している施設です。そのため、カフェに比べて飲み物や食べ物は充実していないのですが、デスクワークに関する設備やWi-Fiなどが充実しています。
2.設備やサービスの違い
カフェはコーヒーを飲みながらゆっくりできることが目的です。そのため飲み物や食べ物の品揃えが豊富な一方で、長時間のデスクワークなどは想定していないため、電源を借りてパソコンを利用するといったことはできません。
コワーキングスペースの場合、電源はもちろんWi-Fiや複合機などデスクワークを行う上で必要なものが揃っています。この他にも会議室やミーティングルーム併設されている施設もあります。
3.利用料金の違い
カフェの場合、飲み物や食べ物以外は無料となっており、時間に関しても制限は基本的にありません。
コワーキングスペースの場合、施設にもよりますが、基本的に利用時間によって料金が設定されています。
毎日一定時間使用できる月額会員やドロップイン(一時利用)、マンスリーパス(一カ月使い放題)などの種類があり、利用頻度に応じたプランを選びます。一日の利用料金は1,000円前後ぐらいです。
4.利用時間の違い
カフェの場合、基本的に利用時間に関しては定められておらず長時間の利用も可能です。
ただし、運営目的がデスクワークではないため、混雑する時間などに関しては長時間の利用がしにくいと言えます。一方でコワーキングスペースの場合はデスクワークをする人のための施設であるため、数時間の利用の人もいれば、一日中仕事をする人もいます。
また、施設によっては24時間営業のお店もあり、自分のリズムに合った時間の作業が可能です。
コワーキングスペースを利用するメリット ・デメリット
コワーキングスペースとカフェでは設備やサービス、利用料金に違いがあることがおわかりいただけたと思います。
次にそれぞれを利用するメリットとデメリットについてわかりやすく解説していきます。
コワーキングスペースを利用するメリット
カフェと比べたコワーキングスペースの利用メリットとしては、長時間の利用が可能で24時間営業の施設ではいつでも作業ができます。
時間により料金が設定してあるため、混み合っていたとしても気を使う必要はなく、長時間の利用が可能です。パソコンの電源やコード等の備品が利用可能であり、有料ですが複合機などもあります。
また作業目的に応じて、私語禁止のスペースや会議室などもあるため、集中して仕事を進められます。
コワーキングスペースを利用するデメリット
コワーキングスペースのデメリットとしては、お店によって雰囲気や設備に違いがあり仕事内容によっては狭く感じたりする可能性があります。
また、カフェに比べて店舗数が少ないため、地域によっては気軽に利用できないことがあり、車で向かう場合に関しても専用の駐車場が必ずあるとは限りません。料金に関しては、長時間の利用が想定されているため、カフェと比べて高めです。
カフェを利用するメリット・デメリット
飲食をしながら自由に作業ができるカフェですが、こちらにもデスクワークを行う上でのメリットとデメリットがあります。それぞれどのようなものがあるのか見ていきましょう。
カフェを利用するメリット
カフェでデスクワークを行うメリットとしては利用料金が安いことがあります。
料金がかかるのは注文した食べ物や飲み物だけであり、最低注文金額もないのでコワーキングスペースよりも料金を抑えられます。また、店舗数も多く、都心部以外にもお店があるので、急な作業などでもすぐに対応が可能です。
また、飲食店でありコーヒーにこだわっているため、飲み物や食べ物が充実しています。
カフェを利用するデメリット
デスクワークでカフェを利用する上でのデメリットとしてあるのが長時間の利用がしづらい点です。
明確な利用時間に関しては決められていないのですが、混み合う時間などにPC作業するのは禁止されているお店もあります。また、周りの人と利用目的が違うこともあり仕事に集中しづらいと言えます。
また、仕事中に上司や取引先などと話す必要がある場合、電話やビデオチャットもやりづらいでしょう。設備に関しても電源などは用意されていないため、通信環境も含め自分で準備しなければいけません。
コワーキングスペースとカフェ、それぞれのコスパを比較
コワーキングスペースとカフェでは運営目的が違うため料金設定はもちろん、利用料金も違います。作業時間によるコスパではどれほどの違いがあるのかを見ていきましょう。
3時間にかかるコスパ比較
3時間ほど作業する場合、カフェの場合であれば、飲食代の費用だけとなるため300~1,000円ほどです。
コワーキングスペースの場合、1時間あたり500~1,000円が利用料金として必要です。施設によってはその中に飲み物代も含まれているため、飲む量によってはそれほど大きな差は出ません。
コワーキングスペースにはロッカーや会議室、複合機などがありますが、これに関してはドロップインの場合、別途料金を支払う必要があります。
1日にかかるコスパを比較
一日中デスクワークを行う場合、カフェでは一回の注文では過ごしにくく最低3回ほど飲み物などを注文すると1,000~1,500円の利用料金がかかります。コワーキングスペースの場合では1,000~2,000円で利用可能です。
また、その中に飲み物代なども含まれている施設が多いため、一日中の作業となる場合はコワーキングスペースのほうがコスパが良いと言えます。また、仕事を進める上での設備や環境も整っているので、生産性においてもコワーキングスペースがおすすめです。
コワーキングスペースとカフェ以外の選択肢は?
今回はデスクワークをする上でのコワーキングスペースとカフェの違いについて紹介してきました。
この他にカラオケ店やカフェ以外の飲食店で作業をした経験がある方もいるのではないでしょうか。それぞれの特徴などについて見ていきましょう。
ファストフード店
ファストフード店でのデスクワークに関しては、お店にもよりますが、カフェとあまりデメリットやメリットにおいて大きな違いはありません。ただしお店によってはパソコンを広げるほどの机がない場合があり、周りの話し声がうるさい可能性もあります。
カラオケ
カラオケ店に関しては時間により料金がかかり、飲食代も別途かかるので料金は少し高くなります。
その一方で個室での作業となるので集中はしやすいと言えます。ただしデスクワーク用の机ではないため長時間の作業としては向いていません。
スーパー銭湯
スーパー銭湯などに併設しているレストランや休憩スペースは、銭湯を利用すれば基本的に無料であったり、何かを注文すると利用できたりします。温泉などが利用できるためリフレッシュはできる一方で長時間の利用は運営目的が違うため、居づらいと言えます。
インターネットカフェ
インターネットカフェはカラオケなどと比べ比較的料金が安く、料金に飲み物代も含まれているためコスパは良いと言えます。個室のため集中もしやすいのですが、デスクワーク用の机が用意されていないお店もあるため注意が必要です。
まとめ
今回はコワーキングスペースとカフェの違いについて解説してきました。
利用料金や設備で違いがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
デスクワークを効率よく進める上でおすすめとなるのはコワーキングスペースです。料金システムや利用規約はお店によって変わるので確認した上で利用してみてください。