レンタルオフィスは、特にスタートアップや小規模事業者、フリーランスにとって、近年注目されています。従来の賃貸オフィスとは設備面や費用面で異なる特徴があり、自身がレンタルオフィスを借りるのに適しているのかを見極めることが重要です。
本記事では、レンタルオフィスの概要について解説します。具体的には、レンタルオフィスの定義やメリット・デメリット、選び方のポイントを詳しく説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
レンタルオフィスとは?
まず、レンタルオフィスがどのような施設であるのかを、定義と歴史の観点から解説します。
レンタルオフィスの定義
レンタルオフィスとは、企業や個人が必要な期間だけ利用できる、設備の整ったオフィススペースのことを指します。
従来の賃貸オフィスとは異なり、短期契約やフレキシブルな利用が可能で、敷金・礼金などの初期費用が抑えられる点が大きな特徴です。また、デスクや椅子、インターネット回線、会議室などの設備がすでに整っているため、すぐに業務を開始できるメリットもあります。
場合によっては、追加料金を支払うことで、電話対応や郵便物の受け取りなどのサービスも利用できることがあり、スタートアップや個人事業者にとってコストパフォーマンスが高い選択肢となるでしょう。
レンタルオフィスの歴史
日本におけるレンタルオフィスの歴史は、1990年代後半から2000年代初頭にかけて、IT産業の発展や起業ブームとともに大きく広がり始めました。従来の賃貸オフィスに比べて初期費用や管理負担を軽減できる点が、支持された大きな理由です。
2000年代には、スタートアップや個人事業主、ノマドワーカーなど、働き方が多様化したことによって幅広い層に利用されるようになり、東京や大阪などの大都市を中心としてさらに普及しました。
その後、グローバル化の進展に伴い、外資系企業の日本進出や短期間のオフィスニーズにも対応するため、さらに多様なサービスが提供されるようになります。今日では、後述するシェアオフィスやコワーキングスペースも含め、多様化する働き方に対応する重要なインフラとなっているのです。
レンタルオフィスと似ている施設との違い
レンタルオフィスと似ている施設として、以下の3つが挙げられます。
- シェアオフィス
- コワーキングスペース
- バーチャルオフィス
以下では、レンタルオフィスと各施設との違いについて解説します。
シェアオフィスとの違い
レンタルオフィスは、一般的に専用の個室が提供される形式であるため、セキュリティやプライバシーが確保された状態で業務に取り組めます。
これに対して、シェアオフィスは、異なるバックグラウンドを持つ利用者同士が同じオフィス空間を共有するスタイルです。
オープンスペースでデスクを共有し、仕事をするため、他の利用者との交流が生まれやすい環境が整っています。また、Wi-Fiや電源、会議室など最低限の設備は備わっていますが、専有スペースがない場合が多く、セキュリティやプライバシー保護の観点で見ると不安が残ります。
短期的な利用やコストを抑えたいスタートアップ、フリーランスに向いており、柔軟な働き方を支える施設です。
コワーキングスペースとの違い
コワーキングスペースは、オフィスを共有する形式で、自由席制のフリーデスクを採用し、専用の席や部屋がない場合が多くあります。
広義の意味ではシェアオフィスに該当しますが、利用者同士が同じ空間を利用し、交流や情報交換が自然に生まれることを主な目的としていることがコワーキングスペースの特徴です。また、利用料金がレンタルオフィスに比べて安価で、1時間単位や1日単位で使える施設も多くあるため、気軽に利用できることも魅力の1つだといえます。
スタートアップやクリエイティブ業界の個人事業主など、事務所を借りる費用を抑えつつ、交流の機会を求めている方におすすめの施設です。
バーチャルオフィスとの違い
バーチャルオフィスは、物理的なオフィススペースを持たずに、住所や電話番号を提供するサービスです。
法人登記や郵便物の受け取り、電話応対サービスなどが含まれ、実際にオフィスに出社する必要がない事業者向けです。
物理的なスペースを持たず、コストを抑えて信頼性のあるビジネス住所を持てることから、スタートアップやリモートワークを前提とした企業に向いています。一方で、会議や業務などでスペースが必要な場合には、別途手配しなくてはいけません。
レンタルオフィスのメリット
レンタルオフィスを利用するメリットとして、以下の7つが挙げられます。
- オフィスの内装や設備が完備されている
- 初期費用を抑えられる
- 法人登記や住所利用などをオプションで利用できる
- 事業の規模に合わせてオフィスの広さを選べる
- 会員や入居企業との交流が可能
- スピーディーにオフィスを開設できる
- ビジネス価値の高いエリアにオフィスを開設できる
それぞれについて、以下で見ていきましょう。
オフィスの内装や設備が完備されている
レンタルオフィスには、デスク、椅子、インターネット回線などの基本的なオフィス設備があらかじめ整っています。そのため、入居者は設備の購入やセットアップに時間をかけることなく、すぐに業務を開始できるのがメリットです。
さらに、設備のメンテナンスや運営管理も管理者側で行われるため、煩わしい管理をする必要もありません。
初期費用を抑えられる
レンタルオフィスのメリットの1つは、初期費用を大幅に抑えられる点です。通常の賃貸オフィスに必要な敷金や礼金がレンタルオフィスでは不要な場合が多く、さらにオフィス家具や設備が完備されているため、これらにかかる追加の費用もいりません。また、月額料金には共益費や光熱費が含まれるケースが多いため、費用の管理もしやすいでしょう。
法人登記ができる場合はプライバシーを守れる
レンタルオフィスでは、法人登記や事業住所としての利用ができる場合があります。自宅住所を公開せずに済むため、プライバシーの保護につながります。
また、ビジネスにおける一等地にあるレンタルオフィスを借りれば、会社の信用や信頼性が高まる効果も期待できるでしょう。
事業の規模に合わせてオフィスの広さを選べる
レンタルオフィスでは、個人向けの小さなスペースから、複数人が利用できる広いオフィスまで、さまざまなサイズの部屋が提供されています。事業の成長や縮小に合わせて柔軟にオフィスを選べる点がメリットです。
リスクを最小限に抑えつつ、ビジネスのニーズに合わせた最適なスペースを確保できるため、スタートアップの立ち上げ時であっても気軽に借りられます。
会員や入居企業との交流が可能
レンタルオフィスでは、他の利用者や入居企業との交流の機会が多くあります。例えば、レンタルオフィス内に設けられた共有スペースやレンタルオフィスが開催する定期的なイベントを通じて、交流が図れるでしょう。
関連のある業種の利用者や企業との交流ができれば、新たなビジネスチャンスを得ることも可能です。特に、スタートアップやクリエイティブ業界において、他の企業や個人との情報交換や協力関係が事業の成長に大きく影響することもあるため、積極的に利用することをおすすめします。
スピーディーにオフィスを開設できる
迅速にオフィスを開設できる点も、レンタルオフィスを利用するメリットに挙げられます。新しく賃貸物件を借りる場合と異なり、内装工事や設備設置が不要で、契約後はすぐに利用できる状態で提供されます。
また、契約手続きも簡単にできることも、スピーディーにオフィスを開設できる要因の1つです。事業立ち上げや新プロジェクトの開始をスムーズに行いたい場合に重宝するでしょう。
ビジネス価値の高いエリアにオフィスを開設できる
レンタルオフィスは、交通の便が良いビジネス街や商業エリアに位置することが多く、企業の信用力を高めるための立地条件が整っています。顧客や取引先からの信頼感を得やすい高級オフィスエリアでも、賃貸オフィスに比べて格安で利用できる点が大きなメリットです。
レンタルオフィスのデメリットや注意点
一方、以下に挙げるようにレンタルオフィスを利用するデメリットや注意点もあります。
- 料金が高くなる可能性もある
- 内装を変更できない
- 利用時間に融通が利かない
利用した後に困ることのないよう、事前に確認しておきましょう。
料金が高くなる可能性もある
レンタルオフィスの月額料金には基本的な設備やサービスが含まれていますが、特定のサービスや設備を追加するとコストが増える可能性があります。例えば、会議室の使用料や郵便の発送・受取サービス、電話対応サービスなどのサービスが挙げられます。
また、長期的な利用を考えた場合、毎月の支払いが積み重なることで、賃貸オフィスと比較して高額になることもあるかもしれません。特に、多くのオプションサービスを利用する企業にとっては、慎重にコスト管理を行う必要があるでしょう。
内装を変更できない
レンタルオフィスは、あらかじめレイアウトや内装が完成されているため、利用者は自由に内装をカスタマイズできない場合がほとんどです。その場合、「企業のブランドイメージに合った空間をつくりたい」「業務に最適化されたレイアウトにしたい」などの希望があっても、実現できません。
また、オフィスの雰囲気やデザインにこだわりたい場合も内装が変更できず、満足できない可能性があります。
利用時間に融通が利かない
レンタルオフィスの一部では、24時間利用ができない場合があり、利用時間が制限されることがあります。
例えば、オフィスビル自体の営業時間やセキュリティの観点から、夜間や週末には利用できないかもしれません。また、共有スペースや会議室の利用も、予約制や時間制限が設けられている場合があり、急な打ち合わせや予期しない長時間の会議が必要な際に不便を感じることがあるでしょう。
柔軟な働き方や不規則な勤務時間を必要とする場合、施設の営業時間を事前に確認した上で契約するようにしてください。
レンタルオフィスを選ぶ際に比較したいポイント
レンタルオフィスを選ぶ際に比較したいポイントは、次に挙げる4項目です。
- 基本料金とオプション料金が予算の範囲であるか
- アクセスのしやすさ
- 事業に合った部屋があるか
- セキュリティは充実しているか
各項目について、以下で詳しく解説します。
基本料金とオプション料金が予算の範囲であるか
レンタルオフィスを選ぶ際、最も重要なのは基本料金とオプション料金が予算内に収まるかどうかです。
一般的にレンタルオフィスの料金を考える際、基本料金だけを見てしまいがちですが、基本料金だけでは十分なサービスが受けられない場合があります。例えば、会議室の使用料や郵便の発送・受取サービス、電話対応サービスなどのオプションが必要になるとコストが増加します。
そのため、契約前に基本料金には何が含まれるのか、オプションの追加が必要な場合、そのサービスは自分にとって必要なサービスなのかを確認することが重要です。
アクセスのしやすさ
オフィスの立地やアクセスのしやすさは、ビジネスの効率に大きな影響を与えます。
まず、自分や社員が通勤しやすい立地であることが重要です。加えて、取引先や顧客が訪れる可能性がある場合も考慮し、電車やバスなどの主要な公共交通機関や主要道路へのアクセスが良いかどうかを確認するようにしましょう。
また、駐車場の有無や銀行やコンビニエンスストアなどの周辺施設も考慮に入れると、より利便性の高いオフィスを選ぶことが可能です。
事業に合った部屋があるか
レンタルオフィスを選ぶ際には、提供されるオフィスのサイズや配置が事業に適しているかを確認することが重要です。
レンタルオフィスでは1人用の小規模なオフィスから、数人が利用できる広いスペースまで、事業の規模や成長に応じてさまざまなサイズが提供されています。また、広さだけでなく、間取りや使いやすさも事業の効率に影響を与えるため、複数の物件を比較することが必要です。
加えて、共用で使える会議室が設けられている場合もあります。社内ミーティングや取引先・顧客とのミーティングがある場合には、会議室の有無もレンタルオフィスを決める重要な要素となるでしょう。
セキュリティは充実しているか
オフィスのセキュリティは、特に個人情報や機密データを扱う企業にとって非常に重要な要素です。
例えば、オフィス内に重要な書類や高価な機器を置く場合、厳重なセキュリティ体制を構築していなければ情報漏えいしたり機器が盗まれたりしてしまう可能性があります。具体的なセキュリティ対策として、24時間体制で警備されているか、入退室管理システムや監視カメラなどの設備が備えられているかを確認するとよいでしょう。
このように、セキュリティのレベルが高いオフィスを選ぶことで、安心してビジネスを運営することが可能です。
レンタルオフィスの使い方パターン
レンタルオフィスの使い方パターンとして、以下の4つが挙げられます。
- メインオフィスとして使う
- 会議や商談スペースとして使う
- サテライトオフィスとして使う
- 週末のみ利用する
それぞれのパターンについて、以下で見ていきましょう。
メインオフィスとして使う
まず、レンタルオフィスをメインオフィスとして利用する場面が考えられます。
例えば、スタートアップやベンチャー企業が一般的な賃貸オフィスを利用しようとする場合、内装工事や什器(じゅうき)の設置などの準備に多くの手間がかかります。
一方、レンタルオフィスでは、すでにオフィスの内装や設備が整っているため、スピーディーに事業を立ち上げられるのです。工事や準備の必要もないので、初期費用の削減にもつながります。
また、バーチャルオフィスやコワーキングスペースでは認められにくい事業の許認可取得も、レンタルオフィスであれば専有できるスペースが確保されることから、認められやすいというメリットもあります。また、法人としての信頼性を高める立地条件も整っており、ビジネス価値の高いエリアでの利用もできるでしょう。
このように、スタートアップやベンチャー企業の立ち上げ時に多くのメリットがあるため、メインオフィスとしての利用が考えられます。
会議や商談スペースとして使う
レンタルオフィスは、会議や商談スペースとしても便利に使えます。
特に外部との打ち合わせや顧客との商談が多い企業にとって、共用の会議室を柔軟に利用できる点は大きなメリットです。有料の場合もありますが、重要な商談やプレゼンテーションに適した場所であるため、相手に好印象を与えられ、利用料以上のリターンも期待できます。
会議だけの一時的な利用にも対応している場合もあり、オフィスを持たないフリーランスや個人事業主にもおすすめです。
サテライトオフィスとして使う
サテライトオフィスとしてレンタルオフィスを利用する企業も増えています。本社とは異なる地域に設置するサテライトオフィスは、テレワークの普及や働き方の多様化に対応するための手段として注目されています。
例えば、従業員の自宅や取引先に近い場所にサテライトオフィスを設置することで、通勤時間を短縮し、生産性を向上させることが可能です。また、特定のプロジェクトやエリアでの業務拡大を目的とする際に、柔軟に拠点を設けられる点も大きなメリットとして挙げられます。
契約期間が柔軟であり、短期的な拡大や縮小に対応できるため、迅速に戦略的な拠点を展開できるのです。
週末のみ利用する
レンタルオフィスは、週末のみの利用にも対応しており、特定の曜日や時間に集中して業務を行うフリーランスや副業している人にとって便利に利用できます。
具体的には、週末に仕事を進めたい場合や、週末限定で開催されるイベントやミーティングの場所としての利用が可能です。週末のみのプランを選択すれば、必要以上に費用を支払わなくてよい点も魅力の1つに挙げられます。
週末限定のビジネスを展開する企業やクリエイターなど週末のみオフィスを利用したいと考えている方は、レンタルオフィスの利用を検討してみてください。
【主要都市別】おすすめのレンタルオフィスを紹介
ここからは、主要都市別に、おすすめのレンタルオフィスをご紹介していきます。
東京や横浜、埼玉、千葉でのレンタルオフィス5選
レンタルオフィスが集中する東京・横浜、関東方面では、グレード別におすすめのレンタルオフィスを5つ厳選してご紹介します。
ビジネスエアポート
ビジネスエアポートは、名前の通り、空港ラウンジをイメージした高級感のある内装と、ロケーションが魅力のハイグレードなレンタルオフィスです。利用形態も幅広く、個室付きや住所利用のみなど、目的に合わせて利用できます。
東京都(丸の内・日比谷・六本木・恵比寿・青山・代官山など)を中心に、神奈川・大阪に拠点があります。
オフィスのタイプは以下4つです。
- ROOM:セキュリティが確保された完全個室タイプ
- BOOTH:扉がついた半個室タイプ
- DESK:鍵付きのキャビネットがついたセミクローズドの固定席タイプ
- OPEN DESK:専用ロッカーがついた共有席タイプ
上記に登録すれば、共有の会議室やラウンジ、複合機も利用でき、法人登記・住所利用も可能です。
エグゼクティブセンター
エグゼクティブセンターは世界14カ国、32都市に展開している大手のレンタルオフィスです。横浜にあるみなとみらい店は、駅直結で周りにはショッピングセンターや飲食店、ホテルが多数あるため、ビジネスにはおすすめの立地です。
ビジネスコンシェルジュによるサポートもあり、秘書業務や会社の立ち上げサポートも行っています。
利用形態は、住所利用のみのバーチャルオフィスから、コワーキングスペース・ホットデスク・個室まで揃えています。
リージャス
リージャスは、世界の120カ国以上に拠点を置く高級ブランドのレンタルオフィスです。国内には170以上の拠点を持ち、シンボルタワーやハイグレードビルにオフィスを構えています。
拠点は、東京都内全域と、埼玉の大宮に2拠点、千葉に1拠点です。
選べる時間貸し制度で、1時間・1日・1週間・1ヶ月と目的に合わせて気軽に利用できます。
レンタルオフィスとして拠点を構えたい方には、以下の利用形態がおすすめです。
- 専用個室・半個室タイプのレンタルオフィス
- 専用ロッカーのあるコワーキングスペース
- 一等地の住所を借りられるバーチャルオフィス
- ビジネスラウンジとして利用できるメンバーシップ
受付では日英バイリンガルが対応してくれ、宅配の受け取りから仕分け、秘書サービス、電話取次サービスが利用できます。
天翔オフィス
天翔オフィスは、東京都内に27拠点を構えるリーズナブルなレンタルオフィスです。
全てのレンタルオフィスが最寄駅から徒歩5分圏内という立地ながら、イニシャルコストとランニングコストを安く抑えられます。
ただ安いだけではなく、サービスが充実している点が人気の秘密です。
会議室はもちろん、宅配ボックスやシュレッダーなど、業務に必要なものは無料で利用できます。月々の経費を抑えたい方にもおすすめのレンタルオフィスです。
期間限定のキャンペーンも多く開催されています。
nex THE HUB
nex THE HUBは、北海道から沖縄まで、国内最大となる773拠点をもつレンタルオフィスです。全国の拠点が固定費なし、定額や月額制で利用できます。複数拠点を持ちたい企業や、出張先でのワークスペース利用に活用されています。
利用形態は以下4つです。
- 全国の拠点を必要な時だけ利用するワークスペースとして
- 専用個室を構えるレンタルオフィスとして
- 利用者とシェアするコワーキングスペースとして
- 住所のみ利用するバーチャルオフィスとして
どのプランもわかりやすい料金形態で、目的と予算に合わせて選ぶことができます。
nex THE HUBは、内装がスタイリッシュで企業力が向上するデザインが特徴です。
全国の拠点で特色があり、雰囲気を楽しみながら仕事ができます。
大阪・名古屋・福岡での士業開業に適したレンタルオフィス3選
士業とは、弁護士や行政書士、税理士、公認会計士などがあり、いずれも顧客と対面でやり取りするため、オフィス設備が必須です。
ここでは、大阪・名古屋・福岡で、士業開業を目指す個人事業主の方にぴったりのレンタルオフィスを3つご紹介します。
The Hub(福岡なし)
The Hubは、駅近の一等地にある洗練された内装のオフィスを、リーズナブルに借りられるレンタルオフィスです。士業の会員も多く利用しています。
福岡にはありませんが、東京や関西などに多く、士業として活動しやすいエリアを網羅しています。
完全個室タイプであればプライバシーも確保でき、オフィスとして十分に信頼を得ることができます。
CENTER OFFICE
大阪の御堂筋と本町に拠点をもつCENTER OFFICEは、駅から徒歩3分の好立地で、周辺には銀行・カフェ・飲食店が揃った利便性のよいレンタルオフィスです。
シンプルでシックな色調の個室や会議室が利用できます。
料金は敷金・礼金が無料、通信費やOA機器も無料ながら、月々の賃料は賃貸オフィスの1/3という安さです。
高級感はありませんが、必要な設備を安価に借りたい方にはおすすめのレンタルオフィスです。
リージャス
関西・九州方面のリージャスは、大阪府内だけで17拠点、名古屋市内には11拠点、福岡の主要ビジネスエリア(博多・天津・小倉)には7拠点あります。
クライアントとの信頼関係が重要な士業において、リージャスが選ばれる理由は4つです。
- 地域の一等地にオフィスを構えられる
- 洗練された内装の個室と会議室が使える
- 契約形態・オフィスの種類が豊富にある
- 秘書・電話サービスが使える
上記のような利点が揃っていることから、地元の士業の方や大手企業の福岡支店などが多く利用しています。
レンタルオフィス探しは「ハブスペ」で
ハブスペとは、全国にあるさまざまな形態のレンタルオフィスを誰でも簡単に検索できるポータルサイトです。
エリア・個室要件・月額料金など、気になる検索ワードを入力すれば、希望に合うレンタルオフィスが見つかります。
オフィスの紹介ページには、以下のような項目があり、オフィスの特徴をわかりやすく見ることができます。
- オフィスの名前
- 営業時間
- アクセス
- 1人あたりの月額料金
- Googleレビュー・口コミ
実際に利用した人の口コミは、大いに参考になるでしょう。エリアごとの口コミランキングも掲載されているので、希望するエリア内で人気の高いレンタルオフィスを知ることもできます。
現在は東京・神奈川・埼玉・千葉県・大阪府を中心にエリアを拡大中です。
まとめ
レンタルオフィスの定義から、賃貸オフィス・シェアオフィスとの違い、メリット・デメリット、士業開業におすすめのレンタルオフィスまでご紹介しました。
レンタルオフィスを利用すれば、イニシャルコストやランニングコストを抑えられるだけでなく、事業開始をスムーズにし、さまざまなビジネスサービスまで受けられます。
これから士業やスタートアップ企業を始められる方にはおすすめの選択肢です。
ぜひ利用をご検討ください。