目次
コワーキングスペースとはどんなところ?
2022年3月現在、コロナウイルス流行の影響もあり働き方に対する考え方が変わりつつあり、在宅ワークやコワーキングスペースの利用などが増加してきています。
コワーキングスペースとは、異なる仕事を持った人たちが同じ場所に集まり、作業場をシェアする場所です。
シェアオフィスとはどこが違う?
コワーキングスペースと似たような施設の一つにシェアオフィスがあります。
この2つの違いとしては、厳密に区別はされていないものの、コワーキングスペースは一般的にカフェのようなオープンスペースとなっているところが多くあります。
一方で、レンタルオフィスの多くは個室です。
レンタルオフィスとはどこが違う?
レンタルオフィスは専用の固定電話を引いたり、個人の設備を保管したりできます。
そのため一般的な企業のオフィスと同じ環境で、それをレンタルする形です。
コワーキングスペースなどと比べると利用料金は高めです。あくまでレンタルなため、オフィスの内装等の変更はできません。
おしゃれなコワーキングスペースのメリット
コワーキングスペースはオープンスペースであることが多く、一般的なオフィスと違いおしゃれな空間で仕事ができます。
また、おしゃれで快適な空間である以外にも様々な利用メリットがあります。
おしゃれな空間や落ち着く空間を選べる
コワーキングスペースは、場所によって施設の内装や設備が全く違いカフェのようなおしゃれな空間です。
この他にも、植物や緑を基調とした落ち着いた雰囲気のものまであり、自分好みの場所を自由に選択できます。
また、オフィスと違い、カフェスペースが併設されていたり、最新のビジネス書が置いてある図書コーナーが併設されていたりするコワーキングスペースもあり、快適に仕事を進められるでしょう。デスクに関しても、一人用から複数人用のテーブルが置いてあり、様々な利用の仕方が可能です。
サポートを頼めるスタッフがいる
企業の一般的なオフィスでは、作業を進める中でコピー機の用紙がなくなったり、インクを交換する必要があったりなど様々な雑務が発生します。このような作業を含め、上司から多くの指示を受けることは珍しくありません。
コワーキングスペースの場合、このような雑務は全て施設のスタッフが行ってくれるため、自分の仕事に集中できます。
また、住所登録がしてあるコワーキングスペースでは荷物の受け取り等も可能です。
利用しやすい設備やサービスがあり仕事がしやすい
コワーキングスペースは仕事に活かせる様々な設備やサービスがあります。パソコンやスマホの利用に欠かせない電源はもちろん、インターネット環境、コピーやFAXができる複合機などが完備されています。
この他にも、休憩で利用できるソファーなどのスペースがあったり、ドリンクコーナーも利用可能です。また、施設によっては会議室やミーティングスペース、私語禁止スペースなどが設けられている場合があります。
いろいろな職種の方と交流もできる
コワーキングスペースは様々な人が利用するため、違う会社の人はもちろん、他業種や他業界の人たちとの交流の機会にもなります。
施設内には休憩スペースなども設けられているため、様々な交流を通じてスキルアップや情報交換、新しいビジネスの創出の可能性も十分にあります。
また、施設によっては交流を目的としたイベントが開かれることもあり、得られた情報を社内にフィードバックも可能です。
オプション利用でバーチャルオフィスにも
コワーキングスペースには「バーチャルオフィス」があり、オプションとして利用できます。
バーチャルオフィスとは、その名前の通り、実際に作業するためのオフィスではなく、事業場の住所利用や法人登記、郵便物受け取りなどを目的としたもので、受付スタッフが常駐しています。
そうしたコワーキングオフィスは比較的好立地な場所にあるため、企業のブランド力を高められます。費用に関してはオフィスごとに異なりますが約5,000〜10,000円です。
コワーキングスペースにはどんなサービスがある?
コワーキングスペースは、様々な利用方法があります。個人事業主として利用する場合、オプションで郵便物を転送したり受け取るための住所利用、電話の取次もできます。
また、パソコンなどの作業のほか、目的に応じて複数人が参加できるスペースや個室の利用も可能であり、会議や顧客などに向けたセミナーも可能です。利用に関しては15分単位など細かな時間で料金が設定してあり、最低限の料金で利用ができます。
コワーキングスペースのかしこい選び方
コワーキングスペースと言ってもその設備やオプションメニューは様々であり、料金設定にも違いがあります。自分に合った場所を選択し、より効率的かつ快適に仕事を進めることが可能です。そのポイントを解説していきます。
チェック1:利用の目的や方法と合うプランやサービスはある?
コワーキングスペースを利用すると言っても、個人事業主として仕事を目的としたものや、勉強目的など様々です。
個人事業主として使用する場合、そのスペースが拠点となる可能性があれば、住所利用や電話転送サービス、法人登記などのオプションが利用可能か調べるようにしましょう。
テレワークなどで使用する場合、オンラインでの会議や通話が多いのであれば、個室利用の有無や通話可能なスペースの有無を確認するようにします。
チェック2:設備には必要なものがそろっている?
コワーキングスペースにある設備も重要です。
例えば頻繁にミーティングや会議がある場合は個室や会議室があるほうが良いでしょう。お客様などに書類をFAXするのであれば複合機は必須です。この他にもパソコン以外のものを使用したりする場合、ロッカーが利用可能であれば管理が楽になります。
また、長時間にわたりその場所で作業をするのであれば、ドリンクが無料で提供されているかなども重要です。
この他にも長時間座っての作業することが多くなるので、どのような椅子やテーブルがあるのかも調べることで、より快適に仕事をこなすことが可能です。
チェック3:自分にとって便利なオプションはある?
コワーキングスペースでは、一般的な利用に加えて様々なオプションの使用ができます。
来客がありセミナーをしたり話し合いがあったりする場合は個室や会議室は必須ですし、その参加人数によって部屋の広さも把握しておく必要があります。来客が多い場合入り口に社名プレートが表示できるオプションが便利です。
複合機に関しても、有無はもちろん、カラーやモノクロコピーの料金なども確認すると必要な経費がわかります。
チェック4:場所は通いやすい所にある?
コワーキングスペースを多く利用する場合は、自宅からの距離や交通手段が充実しているほうが、移動の負担を軽減できます。また、早朝や夜遅くまでの利用が可能となります。
来客が多い場合に関しては駅から近い場所を選ぶことで訪問しやすくなるでしょう。
数時間ではなく、一日中利用するといった場合に関しては、近くに飲食店が多くあると便利です。
交通手段は、一つの交通機関だけで判断せず、電車やバス、その他の交通機関が集中している場所を選ぶことで遅延などの影響も受けにくくなります。
コワーキングスペースを使うデメリットは?
ここまでコワーキングスペースの特徴やメリット、選び方について詳しく解説してきました。自分に合った場所を選ぶことで快適に利用できる一方で複数のデメリットもあります。どのようなデメリットがあるのかを解説していきます。
使用料がコストとしてかかる
在宅ワークなどの場合、普段から払っている家賃や光熱費以外の費用はありません。一方でコワーキングサービスの場合、利用時間やオプションによって使用料がかかります。また、そこに行くまでの交通費も別途必要です。
使用時間や頻度などによってプランが細かく分けてあるため、自分に合ったものを選ぶことでなるべくコストを抑えましょう。
周りの物音で集中できない場合もある
コワーキングスペースでは多くの人が利用するため、周囲の話し声が聞こえてくることも珍しくありません。そのため人によってはなかなか作業に集中できない可能性があります。利用する人が多い施設になるほど出入りも頻繁にあるでしょう。
また、自分が周りに迷惑をかけてしまうこともあるので、最低限のマナーのもとで仕事をする必要があります。
まとめ
コワーキングスペースは一般的なオフィスとは違い、開放的な空間です。カフェのようなおしゃれな場所や落ち着いた雰囲気のスペースもあり、自分に合った場所を選べます。
用途によってオプションなども利用するなら効率よく仕事を進められます。