コワーキングスペースは集中して作業をしたい時にぴったりですが、料金も気になるところでしょう。
フリーランスでお仕事をしていたり、コロナ禍で在宅勤務が増えたりすることにより自宅では仕事に集中しづらくてコワーキングスペースを検討しているかもしれません。
そこで今回は、都心部でのコワーキングスペースの料金について解説していきます。
目次
【タイプ別】コワーキングスペースの料金は?
コワーキングスペースには色々なプランがあります。
自分の使いたい時間やサービスなどによって料金はさまざまです。
では、都心部でのコワーキングスペースを利用する際の料金をみていきましょう。
【ドロップイン】250円〜/時間
ドロップインとは利用形態の一つで、時間などの単発で利用するプランです。
料金は1時間あたり250円〜700円と幅広く、立地やフリードリンクの有無などで変わります。
コワーキングスペースを利用する際は、一般的には月額で支払うプランがほとんどです。
一方、ドロップインでは時間単体や終日使い放題などのプランがあります。
気分転換に場所を変えたり、短い時間で作業をしたりしたい場合はドロップインがおすすめです。
【月額プラン】5,000円〜/月
コワーキングスペースを利用する際に、一般的なのが月額プランです。
都心部ではフリーの席では5,000円〜5万円と料金が幅広く、固定席だと2万円〜とフリー席より高くなります。
また、契約時には月額プランとは別に入会金が別途発生する場合や、解約の際も何カ月前に申し出なくてはいけない場合などがあります。
申し込みを行う際は、契約条件を下調べしてから契約をしましょう。
また、ドロップインとは異なり、入会や解約などの手続きが面倒かと思われるかもしれません。
コワーキングスペースを継続利用する際は、ドロップインと月額で「どちらが得だろう?」と比較してみてください。
【個室・占有区間】5万円〜/月
隣や後ろで人が通るのが気になる場合や、集中して仕事をしたい場合は個室の利用もできます。周りを気にせず仕事に打ち込みたい方におすすめです。
また、レンタルオフィスのような占有区間で利用できるコワーキングスペースもあります。
こちらも自分専用のデスクを利用でき、オフィスを借りるより安く抑えることができます。
【住所利用のみ】1,000円〜/月
コワーキングスペースの住所を、個人で登録することができます。
フリーランスの場合、名刺などの住所を自宅にすると不特定多数の方に知られやすくなり危険です。
かといって、オフィスを借りるにも信用が弱いので貸してくれる不動産会社も多くありませんし、借りるための資金がない場合もあります。
そういう場合のために、住所を利用することができます。
会社の住所として登録できるということは、名刺に住所を記載したり、郵便物や宅配物の受取先として指定したりすることも可能です。
都心では安くても月額1,000円〜利用できますので、コワーキングスペースだけを利用するのではなく、住所利用を追加することによって、郵便物なども受け取ることができます。
時間制の定額プランもある
毎日コワーキングスペースを使わない方も多いことでしょう。
時間制の定額プランには、「月45時間まで」といった、時間に制限があるプランがあります。
例えば12時間使う日や、この日は3時間だけ使うなど、使う時間も自由に自分で決められます。
毎週利用する日が決まっていたり、時間帯が決まっていたりする場合は時間制の定額プランがおすすめです。 全てのコワーキングスペースで提供されていないサービスになりますので、事前に確認してください。
通常の月額プランより費用が抑えられますし、自宅とコワーキングスペースの両方を半々で使い分けて仕事ができるメリットもあります。
カフェとコワーキングスペース、料金はどっちが安い?
美味しいコーヒーと共に仕事をしたいと思い、カフェで仕事をしている方も多いでしょう。
またカフェは簡単に立ち寄ることができるので、敷居も低いです。
では、実際にカフェとコワーキングスペースではどちらが安いのかみていきましょう。
カフェ利用の時にかかる料金
有名コーヒーチェーンでは、安くて250円程で利用することができます。
しかし、カフェは長時間の利用には向きません。
カフェによっては、利用時間1時間までなどと時間制限があったり、人の出入りが激しかったりして、集中することができません。
もし、パソコンを利用する場合は、コンセントがないカフェもありますし、フリーWi-Fiが繋がっていない場合もあります。
またWi-Fiが利用できる場合でも、セキュリティ的にも危険性が高いため、重要な情報が入っているパソコンを繋げることはおすすめできません。
確実に席を確保できる保証もなく、また、カフェのテーブルは仕事用には作られていないため、サイズが小さかったり、ガタついていたりする場合もあります。
コワーキングスペース利用にかかる料金
都心部ではドロップインの利用で、安くても1時間250円〜利用できます。
また、コワーキングスペースによっては、フリードリンクが無料で利用できる所もあります。
加えて、コワーキングスペースは仕事に特化した空間です。Wi-Fiも繋がっていますし、有線LANが利用できる所もあります。
地方と都市部の料金の違い
地方では1日最大1,000円〜や、月額2,000円〜利用できるコワーキングスペースもあります。
都心部と違い地方では、安い料金プランが利用できる箇所が多いのが特徴です。
しかし、都心部とは違い、地方ではリモートワークやテレワークの利用率が低く、コワーキングスペース自体の数は多くありません。
ですが、地方では空き家を改修したスペースをコワーキングスペースとして利用できる場所もあります。
目の前が海や山など、都心部では味わえない空間の中で仕事をすることができます。
コワーキングスペースのメリット・デメリット
カフェとコワーキングスペースでの違いをみてきました。
では次に、実際にコワーキングスペースを利用するにあたっての、メリットとデメリットをみていきましょう。
コワーキングスペースのメリット
仕事をするにあたっての、環境が整っています。
例えば、
- 電源
- Wi-Fi環境
- コピーなどの複合機やシュレッダーなどのOA機器
- 共有会議室
- 液晶ディスプレイ
などが完備されているコワーキングスペースが多いです。
また、自宅とは違い、周りが仕事をしているため集中することができます。
それにレンタルオフィスとは違い、借りるための審査や頭金などの資金も必要なく、初期費用も低価格で利用することができます。
コワーキングスペースのデメリット
個室や占有区域の利用がない限り、作業スペースが確保できる保証はありません。
また、多くの人が利用するため、賑やかな雰囲気になることもあります。
必ずしも作業に集中できない可能性も出てきます。
また、多くの人が出入りしているため、セキュリティが甘くなります。
ロッカーが完備されている所もありますが、完備されていない場合はトイレなどで席を立つ時は貴重品を持って行った方が良いでしょう。
また、パソコンにもロックが必要になります。
自分にあったコワーキングスペースを選ぶには?
実際にコワーキングスペースの利用を検討する場合、いつ使うのか・どういう時に使うのか・場所はどうしたら良いのかなどの問題があるでしょう。
では、何を基準にして選べば良いかみていきましょう。
利用時間で選ぶ
実際に使う場合、いつ使うのかを考えてみましょう。
- 作業場を自宅と兼用して使うのか
- 平日何時間使うのか
- 1週間で何日使う予定か
- もしコワーキングスペースを利用する場合、1カ所での利用にするのか
などです。
自分のライフプランに合わせて、選んでみましょう。
料金で選ぶ
同じエリアによっても料金が異なる場合があります。
実際に利用する時間で考えた場合と支払える金額を元に、料金で選ぶのも重要になってきます。
環境で選ぶ
仕事をする際の環境も重要になってきます。
例えば、
- 家からの通勤範囲内か
- フリースペースだけで利用するか、個室が必要か
- 会議室は必要か
- コピーなどの複合機は利用するか
- 住所利用もするのか
- セキュリティは安全か
などになります。
実際に仕事をするにあたって、何が必要になってくるのかをまずは考えてピックアップしてみましょう。
契約の前にトライアルを
利用時間や料金、自分に必要な仕事環境をピックアップしたら、まずは検討しているコワーキングスペースのドロップインでトライアルをしてみましょう。
実際に体験してみて、自分の理想的な環境か、仕事がしやすい雰囲気かを確かめてみるのも重要になってきます。
まとめ
コワーキングスペースの料金についてご紹介してきました。
実際に契約する上で重要になってくる要素の一つが料金でしょう。
カフェでもいいのではないかと思っている方にも、ドロップインなら料金がそこまで変わらないので、集中できるコワーキングスペースがおすすめです。