働き方が多種多様に変化していくのと並行する形で、レンタルオフィスの需要も高まっています。レンタルオフィスを初めて借りる方からすれば、費用も重要な要素になるでしょう。企業によっては、格安のオフィスを貸し出しているところもあります。レンタルオフィスを借りる際の費用の抑え方と、格安で借りられる大手企業を紹介しましょう。
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レンタルオフィスを安く借りるには?
レンタルオフィスを借りるには部屋代だけではなく、利用にかかる全ての費用を計算しなければなりません。トータルで必要となる出費を算出して、節約できる部分を削減するのがコツです。オフィスを安く借りる方法を4点紹介しましょう。
初期費用を抑える
レンタルオフィスを安く借りる際に注意すべき点は初期費用です。レンタルオフィスは通常、入会金や保証金といった初期費用が発生します。当該費用を全て合わせると、簡単に10万円を超えることもあるのです。格安のレンタルオフィスを見つけるためには、初期費用をどれだけ抑えられるかが重要となります。
初期費用には、クリーニング費用や営繕費が含まれているレンタルオフィスも存在します。これらの費用は、借りるオフィスの規模によって変わってくるので注意しましょう。確かに、仕事をする際には広いオフィスに憧れるかもしれません。しかし、料金設定も併せて見ていった場合、広くなると初期費用が上がる確率も高くなります。無論、規模に関係なく初期費用を一律に設定している場所もあるため、そういったオフィスを探すといいでしょう。
設備代の料金設定も調べる
レンタルオフィスを安く借りる上では、設備代もしっかりと見ていかなければなりません。大抵のオフィスにはパソコンやコピー機といった設備が設置されています。これらの設備は必ずしも無料で使えるわけではなく、オフィスによっては使用頻度に合わせて料金が発生するところもあります。部屋代自体は安く済んだにもかかわらず、設備代で費用が高くなるケースもあるのです。
設備代を考慮する際には、まずは細かな料金設定が記載されているか否かをチェックしましょう。コピーは1回いくら、電話の設置は月にいくら等と詳細に書かれてあれば、必要に応じてプランを設定できます。無料で使える設備を探していくことも、出費を抑えるには欠かせません。
場所貸しと時間貸しの特徴を捉える
レンタルオフィスを借りるときは、場所貸しと時間貸しの特徴も捉えておくのが賢明です。格安レンタルオフィスはどちらかというと時間貸しによる料金体系が多いと言われています。
時間貸しは、その名の通り時間に応じて費用が定められている形態です。短時間借りる分には値段も安く抑えられますが、利用時間に応じて金額は増えていきます。レンタルオフィスを長期間借りる場合は、時間貸しのスタイルだと想像以上の費用がかかるかもしれません。
対する場所貸しとは利用時間に関係なく一定額の料金が発生する形態です。費用が割高に設定されているものの、利用時間による金額の変更は基本的にはありません。自身がどの程度の期間でオフィスを借りるのか計画し、時間貸しと場所貸しを選ぶようにしましょう。
キャンペーンを利用する
レンタルオフィスの中には、期間限定で格安キャンペーンを提供しているところも多数あります。会員のみにキャンペーンを実施しているオフィスもあるため、情報を詳しく確認しておくとお得です。提供されている特典では、特にオフィス代の半額割引をよく目にします。他にも、初期費用を無料にする等と費用を抑える上で重要な特典が多い点も特徴です。
キャンペーンは期間によって内容が大きく異なります。タイミングを間違えると割引の特典が適用されない場合もあるので気を付けましょう。先述した通り、初期費用は10万円を簡単に超えるオフィスも少なくありません。オフィス代も場所貸しで契約を結べば、やはり月にかかる金額は10万円を超えてしまうでしょう。とはいえ、オフィス代と初期費用の双方が安いレンタルオフィスはそう簡単に見つかりません。キャンペーンは節約において大きな効果をもたらします。
格安レンタルオフィスを選ぶ際の注意点
格安レンタルオフィスを選ぼうとすると、どうしても費用のみに注目してしまいます。しかし、他の要素も注視しなければ、結果的にオフィス選びが失敗に終わる危険も孕んでいるのです。格安レンタルオフィスを選ぶ際の注意点を2つ取り上げていきます。
完全個室ではない場合がある
レンタルオフィスとはいえ格安だと完全個室を提供していない企業も存在します。オフィス代はおろか、初期費用も殆どかからない場所に多いスタイルです。仕事を進めていく上では、完全個室が手放せない方もたくさんいるでしょう。いざ、借りるとなった時に個室を提供してもらえないといったことが無いよう注意しないといけません。
レンタルオフィスを調べていく際には、完全個室が何人から借りられるのかも確認するのが必要不可欠です。各企業のサイトを見るのもいいですし、レンタルオフィスの情報をまとめたサイトを確認するのもいいでしょう。
無論、的確な情報を確実に収集するのが大前提です。もし、必要な情報が手に入らなければ、直接電話で問い合わせするのもいいかもしれません。レンタルオフィスを提供している企業によっては、完全個室が必ずしも借りられるわけではない点を絶対に押さえておきましょう。
運営会社の信頼性があるかどうか
レンタルオフィスを運営している会社が、本当に信頼できるか否かも重要なポイントです。いくら安くオフィスを提供する企業でも、最悪の場合思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もゼロではありません。そのトラブルの中には、料金による揉め事も含まれています。
例えば、初期費用が無料で格安なオフィスをレンタルできたとします。その他、必要となる費用も特段紹介されなかったと仮定しましょう。しかし、一見すると格安で済んだように見えるものの、いざ明細が届くと高額な費用を請求されているケースも起こり得るのです。これは、悪質な企業が設備代を高めに請求している可能性があります。こういったトラブルを防ぐためにも、企業の信頼性をチェックすることが大事です。
格安で利用可能な大手レンタルオフィス3選
では、実際に格安で借りられるレンタルオフィスにはどのようなものがあるのでしょうか。格安のレンタルオフィスを取り上げつつ、かかる費用と料金設定以外の特徴も記載していきます。オフィス選びに欠かせないポイントを押さえていきましょう。
1.天翔オフィス
天翔オフィスは天翔ビルディング株式会社が提供しているレンタルオフィスで、東京都内で運営を行っています。全てのレンタルオフィスが駅から徒歩5分以内とアクセスに優れているのが特徴です。このように利便性の高いオフィスとして名高いですが、部屋自体も格安で借りられるメリットも持ち合わせています。
天翔オフィスの月額料金の目安は約5万5,000円(税込)です。レンタルオフィスの中には10万円を超えるところもある中で、料金が大幅に抑えられているのが分かります。天翔オフィスの特に注目すべきポイントが初期費用です。入会契約金は基本的に11万円(税込)がかかりますが、1人用の個室を借りる際には5万5,000円(税込)まで下げられます。会議室の利用も120分までは無料になる等、その他のオプションも割安です。
2.アセットデザイン
アセットデザインは、レンタルオフィス事業を中心に様々な不動産事業を提供しています。実はアセットデザインが日本で初めてレンタルオフィス事業の店舗を出しました。東京都内を中心にオフィスを提供していて、都内の拠点の数は業界の中でも最大とアピールしています。これまでの歴史から培った技術を用いて、サービスの向上に努めています。
アセットデザインでは、会社設立手続き・税務会計サービス・電話秘書サービス・ホームページ作成など有益な「ビジネス支援サービス」を、無料または特別価格で利用できます。そのため、経費削減に繋がり、なおかつ業務効率も期待できるでしょう。
また、レンタルオフィスの初期費用はどの地域のオフィスでも10万円程度かかりますが、あらゆるオプションが個別で料金設定されているため、必要に応じて取捨選択していけます。
3.ライズオフィス
ライズオフィスは東京都の青山や赤坂等で、オフィスの貸し出しサービスを行っている会社です。法人登記や銀行口座の作成、受付サービスが利用できます。貸し出ししているオフィス自体の数は多くありませんが、どのスペースも料金が格安で初めて借りる方には安心です。
オフィスによって多少の違いはあるものの、ライズオフィスは部屋の種類によって金額も変わります。「ライズオフィス青山」を例に出せば、Aタイプのスペースは月額4万1,800円(税込)ですが、Bタイプになると月額5万2,800円(税込)です。初期費用は3万3,000円(税込)と業界の中でも非常に安い料金設定となっています。法人登記やミーティングスペースの利用も無料なので、非常にリーズナブルなオフィスです。
まとめ
レンタルオフィスを格安で借りるためには、徹底した情報収集とコツが欠かせません。闇雲に格安なオフィスを探すのではなく、キャンペーンやオプション選びにも目を向けていきましょう。オフィスを選ぶときには、月額料金以外にも初期費用や設備代が鍵を握ります。費用を少しでも抑えるための計画設計が、レンタルオフィス選びにおいて重要です。