オフィスの床選びは重要!床を決める3つの要素やデザインアイデアから改装の注意点まで紹介

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オフィスの床といわれたとき、どのようなデザインのものを想像するでしょうか。多くの人はシンプルなタイルカーペットなどを考えるでしょう。しかし、最近ではオフィスの床のデザインにこだわり、オフィスの印象を大きく変え居心地のいい空間を作っている事例が多数あります。本記事では、オフィスの床のデザインや改装について詳しく解説していきます。

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オフィスの床1つで印象は大きく変わる

オフィスは、床のデザイン1つで大きく印象が変わります。オフィスに比べて狭い面積である家のリビングで考えても、フローリングの色が薄い色から濃いダークブラウンに変われば雰囲気もガラッと変わるでしょう。極端な話、和室を洋室に変えるだけでもまるで別の部屋のように感じると思います。

同じ理由で、オフィスの床も色や素材が変われば、その空間の雰囲気は大きく変わります。オフィスは面積が広い分、家のリビング以上に印象が大きく変わるといえます。こう考えると、オフィスの床はオフィス全体の印象をかなり大きく左右するため、そのデザインにもしっかりこだわりたいものなのです。

では、具体的にオフィスの床を決める際、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。オフィスの床を考える際に必要なことも、この後詳しく紹介していきます。

オフィスの床を決める3つの要素

オフィスの床を決める要素は、大きく分けて3つあります。1つ目は「色」次に「素材」最後に「デザイン」です。この3つの要素について1つずつ見ていきましょう。

1.色

色は一番オフィスの印象を左右する要素といっても過言ではないでしょう。暖色にするか、寒色にするか、モノトーン系のカラーにするかなど選ぶ色によってオフィスの雰囲気は全く違うものに仕上がります。

例えば、暖色系を選べばカジュアルで温かみのあるおしゃれな空間を演出できるでしょう。逆に寒色系やモノトーン系のカラーを使えば落ち着いたクールな印象や、スマートで高級感のある印象を持たせることが可能です。

どのような印象にしたいのか、今はリフォーム会社などのホームページなどでシミュレーターなどもありますから、まずは色から考えてみましょう。

2.素材

色だけでなく、素材も重要です。オフィスの床は、さまざまな素材のパターンがあります。

代表的なものには、以下のようなものがあります。それぞれについて詳しく紹介していきます。

  1. タイルカーペット
  2. 木材(フローリング)
  3. 大理石
  4. ビニル製のフロアタイル(フロアシート)

タイルカーペット

まず1つ目ですが、オフィスの床としてもっとも印象が強いのはタイルカーペットではないでしょうか。タイルカーペットのいいところとしては、以下のような特徴が挙げられます。

  • 他の素材に比べて施工作業が簡単
  • カラーバリエーションが豊富
  • 耐久性が高い
  • 汚れた場合にそこだけ取り替えられる

こういったメリットから、タイルカーペットが人気を得ているのです。

木材(フローリング)

2つ目の木材については、デザインとしては一番温かみがあるといえます。カジュアルな雰囲気も持たせつつ、清潔感もあり程よい雰囲気を作り出してくれる素材として人気です。

ただし、フローリングの場合タイルカーペットなどのように一部分だけはがすことができないため、レイアウト変更などで床下に埋められている配線を変更できません。そのため、基本的にレイアウト変更はしないような部屋に限って使われることが多くなっています。

大理石

3つ目の大理石については、なんといっても素材そのものが持つ高級感を活かすことができ、オフィス全体がラグジュアリーな雰囲気になる魅力があります。

また、大理石には適度に模様が入っているため、少量のゴミや汚れなどであればあまり気にならないという声も聞こえます。ただし、価格相場はここで紹介しているもののなかでは一番高価です。

ビニル製のフロアタイル(フロアシート)

最後に、ビニル製のフロアタイルですが、こちらの素材も昨今では取り入れる会社が非常に多く、人気が出始めた素材になっています。タイルカーペット同様、必要な部分だけはがして戻せるため、床材下の配線を変更することも可能です。また、大理石やフローリングに比べて値段は比較的安価にすみます。

そして何といっても、ビニル製のフロアタイルのデザインは基本的に印刷されたものなので、デザインバリエーションが非常に豊富という魅力があります。

3.デザイン

最後にデザインです。よくあるパターンとして、色違いのものを市松模様のように置いておしゃれに仕上げたり、全体はフローリングで一部分だけフロアタイルを取り入れたりするパターンがあります。

このように、デザインは素材や色を組み合わせると無限大にありますので、自分の目指すオフィスの印象にあわせて考えてみましょう。

オフィスの床を使ったアイデア

では、実際にオフィスの床に関してどのようなアイデアが出ているのでしょうか。オフィスの床を改装することで、オフィス環境が良くなった事例を3つ紹介します。

デザインを変えてエリアを区切る

オフィスの床の色や素材をエリアごとに変え、仕切り効果をもたらせるといった使い方です。パーテーションのように圧迫感を出すことなくエリアを区切れるので、業務にもメリハリを付ける効果が期待できます。

気持ちの切り換えができるような癒し空間を作る

エリアの区切りとしてではなく、オフィスの一角にリビングのような癒し空間を作ることも可能です。例えばオフィスの端に3畳ほどの休憩スペースを作り、そこをフローリングで仕上げソファを置くだけでも、仕事で煮詰まったときの癒し空間になります。

リラックスした状態で仕事をするのと、イライラしていてもとりあえず仕事を続けるのでは、作業効率が全く異なります。リラックスした状態で仕事をすることで、新しいアイデアが浮かんだり、作成資料がとても分かりやすいものに整理できたりと効率的になるのです。そのため、床材を使って癒し空間を作るというのは非常におすすめです。

配線を隠してすっきりさせる

先ほども紹介した通り、タイルカーペットやフロアタイルなら床材の下に配線を隠せます。よくあるごちゃついたオフィスの特徴として、「配線がむき出しである」「配線が整理されておらず汚い」ということが挙げられます。床材次第では、配線を床下に隠せるため、オフィスを全体的にすっきりさせることが可能です。

オフィスの床を改装する際の注意点3つ

最後に、オフィスの床を改装する際の注意点についても紹介します。本記事を見て、オフィスの床の改装を検討している方は特に、これから紹介する3つのことに気を付けて下さい。

1.地域・広さ・選ぶ素材・メーカーなどによって価格相場にばらつきがある

地域やオフィスの広さ・素材・メーカーなどによって、価格相場にばらつきがあるということを覚えておきましょう。「メーカー品などの仕入れ価格は、メーカー提示価格があるため、あまり変わらないのでは?」と思うかもしれませんが、施工会社の規模によって一度に大量発注することで安く仕入れているケースなどもあります。

また、施工にあたっての人件費などを考えると、施工費は施工会社によってバラバラです。オフィスの改装を考えたら、一社だけで全てを終わらせるのではなく、何社か問い合わせて実際にオフィスを見てもらい、きちんとした見積もりを取るようにしましょう。

2.一度すべての事務机などを外に出しておかないといけない

オフィスの床を改装するということは、施工時には基本的に床の上に乗っているものすべてをどかせる必要があります。その際にどこに置くのか・置くところはあるのか・誰がその作業をするのかなど、具体的なことも考えなければなりません。

施工会社にそれごと頼むのか、そうなるとお金がかかるため従業員だけでその作業をするのかなど、きちんとシミュレーションをしましょう。

3.施工期間によっては休業しなければならない

オフィスの広さやデザインの複雑さなどにもよりますが、施工期間によっては土日などの本来の休業日だけでは終わらないケースも出てきます。そうなると、臨時休業を余儀なくされることもあります。施工期間も施工会社によって異なりますから、見積もりを取る際などにしっかり確認するようにしましょう。

まとめ

オフィスを改装しようと思うと、壁や事務机をおしゃれにすることを考えがちですが、実は床が一番大きな要素になっているといえるでしょう。しかし、オフィスの床を改装するのは割と大掛かりでもあります。

レンタルオフィスであれば、おしゃれカジュアルなデザインの床や、大理石調の高級感のある床などさまざまなデザインがあります。オフィスのデザインを一新したいと思ったら、レンタルオフィスの利用も視野に入れてみましょう。

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