また、人からみた利用状況・利用意識については以下の調査結果があります。
【表:平成30年度テレワーク人口実態調査】
2017年度 | 2018年度 | |
雇用型就業者のテレワーカー割合 | 14.8% | 16.6% |
自営型就業者のテレワーカー割合 | 22.2% | 24.0% |
今後、テレワークを実施してみたい(非テレワーカー) | 39.8% | 44.7% |
(引用:国土交通省「「テレワーク」を活用して働く人の割合、年々上昇しています!~平成30年度テレワーク人口実態調査結果を公表します~」2019年3月28日)
Q.コワーキングスペース市場はなぜ伸びている?
小林さん
東京都が2025年までに創業率10%アップを目標に掲げ、民間企業にもインキュベーション施設運営で助成金を支援するなどの方策を積極的に行っています。こうした都の取り組みによってコワーキングスペースが増え、市場が拡大しているように見えるということもあると思います。
同時に、働く人たちの独立志向が強まったり、ネットが普及する中で、場所に縛られない働き方が求められるようになったことも事実です。
この点についても、こうした動きを予測してコワーキングスペースが設置されていったという背景はあるでしょう。いずれにせよ、コワーキングスペース側と働き手が相乗効果のような形で市場を拡大させているのかもしれません。
同時に、働く人たちの独立志向が強まったり、ネットが普及する中で、場所に縛られない働き方が求められるようになったことも事実です。
この点についても、こうした動きを予測してコワーキングスペースが設置されていったという背景はあるでしょう。いずれにせよ、コワーキングスペース側と働き手が相乗効果のような形で市場を拡大させているのかもしれません。
3.今後の展望
IT専門調査会社である IDC Japan 株式会社が2019年6月に出した予測調査によると、オリンピック開催までは急増していき、それ以降はゆるやかな増加傾向が続くとのことでした。2018年~2023年の年間平均成長率は10.1%と具体的な数値まで出しています。
(出典:IDC「国内サテライトオフィス市場予測を発表」2019年6月6日)
ただし、2020年に入ってからはコロナ感染症拡大や、オリンピック延期といった事態があり、上記の予測に少し変化がある可能性があります。
こうした事態を受け、在宅勤務やテレワークの導入が急速に進められるようになってきました。必ずしも会社に通勤して働く必要のない、働き方の多様性が見直され、改めてコワーキングスペースの価値も認められてきているのではないでしょうか。
こうした事態を受け、在宅勤務やテレワークの導入が急速に進められるようになってきました。必ずしも会社に通勤して働く必要のない、働き方の多様性が見直され、改めてコワーキングスペースの価値も認められてきているのではないでしょうか。
また、会社員のみならず、大学生の企業選びや子育て復帰の方など、ワーカー側からはこうしたリモートワークの強い要望があるにもかかわらず、企業側が柔軟に対応できていない、という現況課題も見えてきました。
現段階では、リモートワークのメリットを理解している自治体や一部の大手企業、スタートアップ企業、個人が主なコワーキングスペースの利用主体となっています。
今後は、デメリットや課題点を解決して大手企業などでもコワーキングスペースの利用を取り入れていくべきでしょう。
今後は、デメリットや課題点を解決して大手企業などでもコワーキングスペースの利用を取り入れていくべきでしょう。
最後に、「DIGIMA BASE」小林さんの示唆的なご意見も紹介したいと思います。
Q.今後コワーキングスペースの市場が成長するには?
小林さん
現段階では、都心に集中していますが、今後は分散させていく必要があるでしょう。今後コワーキングスペースを開設するのであれば、各地方への設置がオススメです。ただし、現状では、密集地域である大都市であるからこそコワーキングスペースが成り立っているという事情もあります。各地方でコワーキングスペースの価値を認識してもらうという活動から始める必要があると思います。
4.まとめ
今回の記事では、コワーキングスペースが2010年度以降に増加し、今後も増加することを確認しました。
今後の戦略としては、コワーキングスペースの密集地域ではなく、まだ設置数少ないエリアが狙い目かもしれません。
さらに、企業にとっては、リモートワークを導入するかどうかが、人材確保のカギとなっていくでしょう。
ぜひ、積極的にコワーキングスペースの開設や導入を検討してみましょう。
ぜひ、積極的にコワーキングスペースの開設や導入を検討してみましょう。
いかがでしたでしょうか?
コワーキングスペースやシェアオフィス、レンタルオフィスに興味をお持ちになった際は
ポータルサイト「HubSpaces(ハブスペ)」が便利です!ぜひオフィスを検索してみてください!
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