【コワーキング運営者監修】コワーキングスペースとシェアオフィスの違いを解説

近年、働き方改革による働き方の多様化によって、働く場所も主体的に選べる時代に変わってきました。
よく「コワーキングスペース」や「シェアオフィス」といった言葉を目にする機会も増えてきたのではないでしょうか。
ですが、この2つの違い、皆さんはお分かりでしょうか?
今回はコワーキングスペース「DIGIMA BASE」の運営者である小林さんにお話をお伺いし、具体的な違いや特徴について語っていただきました!
混同しやすい「コワーキングスペース」と「シェアオフィス」の違いを理解し、自分にピッタリの働く場所を見つけてみましょう。

目次
1.「シェアオフィス」の意味
2.「コワーキングスペース」の意味
3.特徴の違いはあるのか? 
4.それぞれのメリット・デメリット
5.どういう人にオススメか?
6.まとめ

 

この記事は…

・「シェアオフィス」は「shared office」=「オフィスを共有する」という意味で、自分だけの作業スペースがあるオフィスのことです。
様々なサービスが充実しており、快適な環境で作業を行うことができます。
集中して作業できる場所が欲しい、という方にオススメです。
・「コワーキングスペース」は「co-working space」=「共に働く場所」という意味で、人との交流を前提としたスペースです。
スペースごとに独自のサービスがある場合が多く、交流会やイベントなども頻繁に行われるのが特徴です。
色々な人との出会いの中でビジネスも成長させたい、仲間を作りたい、という方にオススメです。

1.「シェアオフィス」の意味

英語で表すと、「shared office」=「オフィスを共有する」ということになります。
本来は会社ごとに同じオフィスを利用しますが、
シェアオフィスは、会社の垣根を越えて、色々な人が一つのオフィスを共有して利用します。

ハブスペ:シェアオフィスは、「場所を共有する」という意味合いが強そうですね。

小林さん:そうですね。単純に、作業して帰ってくる場所という意味合いが強く、利用者同士とは特に交わりがないかもしれません。
また、シェアオフィスを経営しているのは大手企業が多く、不動産的価値の高い建物や立地が特徴的です。

 

2.「コワーキングスペース」の意味

英語で表すと、「co-working space」=「共に働く場所」となり、
こちらはシェアオフィスと異なり、その場所で一緒に働く、つまり人とのコミュニケーションを重視しています。

ハブスペ:コワーキングスペースは、場所よりも人、ということでしょうか?

小林さん:はい、正直、シェアオフィスは見た目もキレイで駅チカにあって、と場所自体の価値で勝負していますが、  
コワーキングスペースは、人との付き合い、サービスといった場所以外での付加価値を提供していると言えます。

ハブスペ:コワーキングスペースの付加価値は、スペースによって違うのでしょうか?具体的にどういったものですか?

小林さん:施設のマネージャーによって考え方が違うと思います。私が運営するコワーキングスペースでは、アナログな部分をあえて残すことを心がけています。
例えば、入館受付もカード管理ではなく、受付の人が対応し、台帳に名前などを記入してもらいます。
そうすることで、私たちも早くお客様の顔を覚えられますし、そこからコミュニケーションが生まれます。
わざと接点を持つことによって、お客様ごとの希望をお聞きし、いち早く有益な情報をお届けすることができますね。

 

3.特徴の違いはあるのか?

 2つの違い、大まかには理解できましたね。では、具体的なサービス面において、特徴に違いはあるのでしょうか?
こちらはまず分かりやすく項目ごとに表にしましたので、以下をご参照ください。

 

初期費用
月額料金

ドロップイン(時間貸) 指定席 共有スペース Wi-Fi、コピー機などの設備 交流会・イベント 自由な会話
シェアオフィス 高め × 狭い
コワーキングスペース 安め × 広い

では、具体的にコワーキングスペース運営者の小林さんにお話を聞いていきたいと思います。

ハブスペ:設備面はどうでしょうか?

小林さん:基本的な設備であるデスクやイス、Wi-Fi、コピー機などはほとんど同じですが、グレードが若干違うかもしれません。
大きな部分では、プライベートスペースとオープンスペースの比率が違いますね。
シェアオフィスだと8:2~7:3で、コワーキングスペースはその逆といった印象があります。

ハブスペ:住所利用や郵便物受取、電話代行といったその他のサービス面はいかがでしょうか?

小林さん:上記のようなシステマチックなサービス面は、シェアオフィスの方が充実していると思います。それがシェアオフィスの売りです。
コワーキングスペースの売りはこういった部分ではないので、最低限レベルのサービスが揃っている程度だと思います。

ハブスペ:では、オフィスの雰囲気はどうでしょうか?

小林さん:コワーキングスペースはオープンスペースの比率が高いことからも、とても話しやすい雰囲気です。
うるさいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
静かに集中して作業したいのであれば、シェアオフィスの方が騒がしさはないと思います。

ハブスペ:なるほど。その他に、ここが違う、という部分はありますか?

小林さん:コワーキングスペースは、利用者同士がつながる、ということも意図しているので、交流会や紹介なども頻繁にあります。
どうすれば使用料以上の価値を得ることができるのか、その創出のために運営者がお手伝いさせていただきます。
コワーキングスペースは行く前は使い方など不明瞭な部分があるので、利用開始後にいかに上手く利用するか、がポイントです。
一方、シェアオフィスはあくまでも目的が明確で、場所使用料を支払うといったイメージです。

 

4.それぞれのメリット・デメリット

  料金 作業スペース セキュリティ 異業種交流
シェアオフィス 初期費用がかかり、
月額料金も高め
専用席なので集中してできる プライベートスペースがありしっかりしている プライベートスペースがメインなので交流少ない
コワーキングスペース 初期費用や利用料を抑えることができる 自由席で会話も自由なので音が気になる 不特定多数の人が出入りする 様々なイベント企画で交流の機会多い

 

ハブスペ:これはそれぞれ相反すると思いますが、メリット・デメリットを挙げるとするとどうでしょうか?

小林さん:シェアオフィスは、作業する場所がしっかりと提供されているので、使用料の対価として満足度は大きいと思います。
一方、コワーキングスペースは場所として使おうとすると、どうしても全員の要望を聞きにくいスペースとなってしまいます。
そこで作業する、以外の価値を上手く見出すことができれば、ある意味シェアオフィス以上の価値を感じられるでしょう。
そのために、コワーキングスペースではコミュニティマネージャーが全体の管理・調整と合わせて、利用者に使い方をレクチャーしていくような関わりが必要だと考えます。

 

5.どういう人にオススメか?

ハブスペ:メリット・デメリットを踏まえたうえで、それぞれどういった人にオススメだとお考えでしょうか?

小林さん:単純に、作業する場所を確保したい方、キレイな施設や豊富なサービスを望む方は、シェアオフィスがオススメです。   
何かアイディアや仲間が欲しい、など明確ではないけど、“何か”を期待している方には、コワーキングスペースをオススメします。

 

6.まとめ

運営者の方のお話を聞くと、色々な点で異なる部分があり、それぞれに特徴があるということがお分かりいただけたでしょうか。
人それぞれ、働く場所の利用目的や求める条件は違うと思います。
今回の記事を参考に、ぜひご自身にあったオフィスを探してみてください。
必ずしも、コワーキングスペースかシェアオフィスか、といった二択にしなくても、
集中作業用のシェアオフィスと、交流のためのコワーキングスペース、などを上手く使い分けてもいいかもせいれませんね。

いかがでしたでしょうか?
コワーキングスペースやシェアオフィス、レンタルオフィスに興味をお持ちになった際は
ポータルサイト「HubSpaces(ハブスペ)」が便利です!ぜひオフィスを検索してみてください!