格安なコワーキングスペースを見つけたいけれど、探し方がわからずに悩んでいませんか?
場所によって値段がバラバラなため本当に安いのかわからなかったり、安すぎても設備が整っているのか心配になったりして迷ってしまうこともあるでしょう。
そんな悩みが解決できるように、使用する前に考えてほしいポイントをまとめました。
このポイントをおさえると、必要な環境を備えた格安なコワーキングスペースが見つけられます。ぜひ参考にしてベストなスペースを探していきましょう。
目次
コワーキングスペースを格安で利用したいなら
コワーキングスペースをどのくらいの頻度で使うのか、どのタイミングで利用するのか事前にチェックするのがおすすめです。
使う日数や時間、固定の場所がいいのか、仕事次第で使う場所が日々変わるのか…など人によってさまざまでしょう。
ご自身のライフスタイルに合ったプランを選べば格安で利用できます。まずはおもな利用プラン2点をご紹介しますので、どちらが格安になるのか参考にしてみましょう。
利用時間が長いなら定額プラン
定額プランなら、利用日数・時間を気にせずに利用できます。
営業時間内であれば出入りが可能ですので、決まったコワーキングスペースで頻繁に利用したい方におすすめです。
スタンダードな1カ月使い放題プランのほかにも、土日祝だけ使えるプランや自分の席が確保できる固定席プランなど、細かい内容は店舗によってバラバラです。
使いたい時間帯や曜日が決まっていれば、ドロップインより低コストで利用ができる可能性もあります。
短時間利用ならドロップイン
ドロップインとは、コワーキングスペースを利用した時間分を支払うシステムです。
短時間だけ利用したい、特定のコワーキングスペースだけではなく、いろいろな場所を使いたい方は定額プランより低コストで利用できます。
- 普段は在宅勤務だが、月に2回は場所を変えてリフレッシュを兼ねて使いたい
- 仕事の移動の合間に1時間だけ集中して使いたい
利用料金が「1時間〇〇円」とわかるため、使う時間を決めておけば必要以上の料金はかからないのはドロップインの良い点です。
格安なコワーキングスペースを選ぶ注意点
運営店舗によってコワーキングスペースのつくりはさまざまです。
そもそも格安でスペースを提供できるのは、格安にできる「それなりの理由」があります。
他とくらべて設備が少なかったり、ビジネス向けにつくられていなかったりするコワーキングスペースも多くあります。
では、どんなことに気をつけて探したらいいのか、格安のコワーキングスペースを選ぶときの注意点をまとめましたので、一緒に見ていきましょう。
利用目的を明確にする
あなたはなぜコワーキングスペースを使いたいのですか?
たとえば
- 1人で集中して仕事をしたい
- 大勢の人がいる中で作業がしたい
- リモート会議がメイン
- 仕事仲間と話し合いがしたい
などそれぞれ理由がさまざまあると思います。
コワーキングスペースは基本的に複数人が同じ場所をシェアすることで格安に利用できます。
中には個室のコワーキングスペースもありますが、通常の料金より高額になるでしょう。
高額でも1人で集中できる個室がいい方は、格安な共有スペースを選んでしまうと仕事がはかどらず、満足な使い心地を得られない可能性もあります。
このように利用目的を明確にすれば、はずしたくない条件が見えてきます。
あなたなりの条件をもとにスペースを探すと、失敗がなくせますので格安に利用可能です。
設備をチェック
格安ならどこでもいいと思って使ってみたら、欲しい設備が備わっていないことも。
Wi-Fi提供はあるが快適に使えるスピードがあるか、フリードリンクの用意はあるけれど食事は不可だったなどという場所もあります。
また、プリンターやロッカーは使えるけれどオプションとして追加料金が発生する場合もあります。
店舗によって設備内容と付帯できるオプションがバラバラですので、利用する前にサイトでチェックをするか、電話で問い合わせましょう。
内覧可能な場所や初回お試し無料のスペースもあるので、まずは気軽に体験してみるのもおすすめです。
料金プランを確認する
月額の費用
月額制は1カ月間自由に使いたい方におすすめです。しかしプラン内容によって月額の費用が変わってきます。
とくに注意が必要なのは、コワーキングスペースは基本的に固定の席を利用するのではなく、空いた席を自由に使うフリーアドレス制であることです。
そのため月額料金を払っていても、席がいっぱいだと利用できない可能性もあります。
固定席のプランを用意している店舗もありますが、シェアをして使うプランよりは高額です。また、店舗によっては事前に席の確保もできる場所もあります。
もし、月額の料金プランの利用を考えている場合は、席の予約が可能なのか、先着順なのかぜひ確認してみましょう。
初期費用
月額制 | ドロップイン |
入会金必要 | 入会金・会員登録なしで利用可(店舗による) |
初期費用とは、月額料金やドロップインのような利用料金とは別に、利用する店舗に払う入会金です。同時に会員登録には身分証も必要になります。
月額制で利用する場合はほぼ入会金が必要になると覚えておきましょう。
ドロップインのみの利用は、多くの場所で初期費用なしで使えます。
そのため、どこのコワーキングスペースを利用しようか考えているときに、何カ所かドロップインを利用してから月額制のプランに切り替えるのがおすすめです。
フリーレント
フリーレントとは、賃貸の契約などでよくある初月無料のキャンペーンです。
そのため、コワーキングスペースを探している方ではなく、オフィスを借りたい方向けです。
多くの場合「6カ月以上は継続で契約する前提」などの条件をクリアできる方が無料サービスを受けられます。
現在はコスト削減のためにコワーキングスペースを利用しているものの、ゆくゆくは継続してオフィススペースを借りたい方はぜひ覚えておくといいでしょう。
利用層を確認する
コワーキングスペースは立地によって、学生の方が使いやすいように作られている場所もあります。
そのため、他業種の方とのコミュニケーション目的で使いたい方には物足りないかもしれません。
逆に学生の方の意見を聞きたいときには最適な場所かもしれません。
コワーキングスペースはビジネス以外でも利用可能ですので、利用層が気になるときは受付で事前に確認してみましょう。
格安なコワーキングスペース利用のメリット・デメリット
格安でコワーキングスペースを利用する上で知っておいてほしいメリット・デメリットをご紹介します。
コワーキングスペースは低コストで仕事場所が確保できるだけではなく、同じ場所にとどまらずに利用できる良さがあります。
しかし、よりコストを抑えようと格安で利用するとなると、多くの人と同じスペースを共有しなければならないため、周りの目を避けるのは難しく、仕事に関する情報の取り扱いには注意を払わなければいけません。
格安なコワーキングスペース利用のメリット
オフィスのように一定の場所にとどまらず、自由に働く場所を選べるのが最大のメリットです。
そして低コストで仕事場を確保できます。オプションを利用しなくても、基本の利用料金でWi-Fi完備、もちろん電源もあり、フリードリンクも利用できます。
さらに、対面やリモート会議どちらも利用可能です。こうした自由度の高さがコワーキングスペースの魅力といえるでしょう。
格安なコワーキングスペース利用のデメリット
- 周りの人の声が聞こえる
- 機密情報の扱いに注意が必要
同じ空間で多くの人が行き交う環境です。声が気になる場合も考えられるでしょう。
また、機密情報の漏洩には配慮しなければいけません。
パソコンの中の情報をはじめ、机上に資料を広げたままにしておくのも危険ですし、会話の中から漏洩する恐れも。
席を離れるときはパソコンにロックをかけるなど、セキュリティ対策を今一度考える必要があります。
コワーキングスペースがおすすめな理由
今までカフェやレストランで食事やドリンクを頼んで作業をしていた方や、自身でオフィスを借りていた方にはコワーキングスペースはおすすめです。
コワーキングスペースを利用している人たちは、ビジネスが目的で利用している人が多く、さらに設備もビジネスに必要なものが用意されています。
ビジネスに集中できる環境が整っているコワーキングスペースならではのおすすめポイントを紹介していきます。
他業種とのコミュニケーションがとれる
さまざまな業種の方がコワーキングスペースを使用するため、なかなか接点のない異業種の方とコミュニケーションがとれることも。
同じワークスペースだからこそ生まれるコミュニティで、異業種同士だから得られる刺激もあります。
視野を広げたい、人脈を増やしたいなど新しい情報をどんどん取り入れたい方におすすめです。
人目を気にせず作業ができる
コワーキングスペースを利用している方は、目的があって場所にお金を払っている人たちが集まっています。
そのため、休憩や食事目的のカフェやレストランでは気になってしまう人目も全く気にせずに利用できます。
また、1人ではだらけがちになってしまいますが、一生懸命に取り組んでいる周りの人の姿を見ると気持ちが引き締まり、作業に集中できるのでおすすめです。
学生時代の塾や図書館で勉強をしていた人は、勉強がしたいために利用していた人たちです。それに近いイメージで、やはり集中している人がいるとこちらも影響を受けて、だらけずに取り組もうと思わせてもらえます。
オフィス経費が削減できる
コワーキングスペースは、オフィスの賃貸契約のときに発生する初期費用や、水道光熱費などのランニングコストがかかりません。
オフィスを借りる場合は初期費用に数十万、さらにランニングコストで数万円は必ず必要でしょう。
対して、コワーキングスペースを利用した場合かかる費用はこちらです。
- 初期費用(入会金)
- 月額料金
オフィス利用に必須なランニングコストや必要な備品に一切お金がかからないので、コストを抑えて仕事場を確保したい方におすすめです。
まとめ
格安でコワーキングスペースを使うには、利用する時間・頻度・場所を明確にすると、月額プランとドロップインどちらがより低コストにできるかわかります。
コワーキングスペースを利用する上で欠かせない部分も明確にしておくと失敗なく利用できるでしょう。
なにより、初期費用とランニングコストが削減できます。低コストで仕事場の確保ができるのはコワーキングスペースのメリットです。
実際にドロップインを利用してみると欠かせない条件が見えてきますので、ぜひご自身にぴったりな格安のコワーキングスペースを見つけてください。